荒木 彩陽

荒木 彩陽

研究テーマ

      1. 東ネパールにおけるヒンドゥーと先住民族の関係について 

研究内容

  1. 2006年の内戦終結以降、ネパールにおける先住民族の権利運動は、近代化、民主化そして世俗化に影響を受けて急進的に活動を活発化させている。そして、これらの伝統・文化・宗教等を理由とする権利運動は、死者を出すほど過激化している現状がある。先住民族の権利運動は受動的抵抗であり、物理的暴力を用いて権利運動を実施する例は少ないものの、既に刑法を犯すような行為は散見されており、将来的に暴力を伴う活動に発展する可能性もある。先住民族が歴史的に抱えてきた差別と迫害、そして現在対峙している問題を整理し、考察したいと考える。 

    写真のキャプション①:Khotangで密かに先祖崇拝及び牛肉を食べるために牛を屠殺している広場。過去にここで屠殺した牛の骨が無数に散らばっている 

    写真のキャプション②:ティンチュラ:Rai民族の人々がUbouli/Udouli儀礼の際に先祖を呼び寄せ、牛肉を捧げる場所 


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