原 陸郎

原 陸郎

研究テーマ

    1. 中世イスラーム世界の法学とスーフィズム

研究内容

        1. スーフィズムはその神秘主義的側面が強調されることが多く、ハンバル学派と対立関係にあると思われることが多いのですが、実際にはハンバル学派の学者かつスーフィーであったという人物も少なくありません。
        1. 私はその中でも特にイブン・カイイム・ジャウズィーヤ(Ibn Qayyim al-Jawzīya, d. 751/1350)というバフリー・マムルーク朝期(1250-1382)のダマスカスで活躍した学者の思想に注目し、彼の持つスーフィズム像を通して、ハンバル学派におけるスーフィズムとはどのようなものであるかを解明することが本研究の目標です。
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